倉庫内作業はどれくらいの工程があるの?どのようなことをするの?未経験者に解説! | ハロ!わくおさん

倉庫内作業はどれくらいの工程があるの?どのようなことをするの?未経験者に解説!

「倉庫内作業ってどれぐらいの作業があるのだろう?」

「軽作業って書いてあるから、軽いものしか扱わないのかな?」

倉庫内作業の仕事に興味がある方の中には、このような疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。

どのような作業があるのか、物を扱うのかがわからないと、なかなか応募に踏み切れないですよね。

そこで今回は、倉庫内作業について詳しく解説します!

倉庫内作業は、求人を見ると「倉庫内軽作業」と書かれていることもあります。

どちらも同じ意味ですが「軽作業」と聞くと、何だか簡単そう・楽そうと思う方もいますが、実は簡単・楽という意味ではありません。

軽作業は英語の「light work」が語源です。

特別な資格の取得は必要なく、未経験者でもすぐに始められる簡単な仕事という意味になります。

「軽」という文字が入っていることから「軽いものだけを扱う」「楽そう」と思いがちですが、十数キロの重い荷物を運ぶような仕事も軽作業に含まれるのです。

ただ、もちろん軽いものを扱うだけの倉庫内作業もあります。

言葉だけで判断するのではなく、どのような仕事なのか、扱うものは何かなどをしっかり確認した上で応募するといいでしょう。

倉庫内作業の工程は、主に以下3つになります。

①入荷業務

②入庫業務

③出庫・出荷業務

①入荷業務

入荷業務には、「入荷検品」や「入荷仕分け」があります。

入荷検品では、入荷予定リストと届いた荷物とを照らし合わせて、商品や数量に相違がないかを確認します。

更に、商品に傷や汚れがないかのチェックも行います。

リストと照らし合わせ、検品が終わったら、商品をカテゴリごとに仕分けをしていきます。 これが入荷仕分けです。

②入庫業務

商品の仕分けが終わったら、倉庫内の所定の位置まで運びます。

商品は、入荷してすぐ出荷するわけではありません。

何日か保管したのち、ピッキングや梱包など出荷準備をして、出荷していきます。

出荷するまでの間、保管しておくための場所へ運搬するのが入庫業務です。

運搬は台車を使うこともありますが、人の手では運べないような大きいもの・重いものに関してはフォークリフトを使います。

フォークリフトは免許が必要となり、運転するためには資格取得のために講習を受けなくてはなりません。

③出庫・出荷業務

出庫業務では、入庫業務の際に商品を運んだ場所から商品を移動させます。

商品を移動させた後、出荷するための準備を行うのが出荷業務です。

この業務では、更に以下4つの業務にわかれます。

・ピッキング

・検品

・仕分け

・積み込み

・ピッキング

出荷伝票や注文書を見ながら、棚にある商品を集める作業がピッキングです。 正しい商品を正しい量で迅速に集めることが求められます。

また、時間短縮を考え効率がいいルートで回ることも重要です。

ピッキングには「摘み取り方式」と「種まき方式」の2つのやり方があります。

摘み取り方式は、発送先ごとに商品を集める方法です。

多くの配送先に多種多様な商品を出荷する場合に適した方式であるため、通販などで用いられています。

種まき方式は、あらかじめまとめて集めておいた商品を荷捌き場で発送先別に分けていく方法です。

摘み取り方式とは逆で、発送先が少なく、同じ商品を多く出荷する場合に適しています。

どちらの方法でピッキングを行うかは倉庫によります。

具体的なやり方はわからずとも、「こういう方式があるんだ」と知っておくだけでも安心でしょう。

・検品

商品を集め終えたら、検品に入ります。

検品では、以下のことを確認します。

・正しい商品、正しい数が集められているか

・欠陥や異物混入がないか

・汚れがないか

確認する項目は、出荷する商品によって異なります。

・仕分け

梱包ができたら、配送先ごとに箱や段ボールを分けていきます。

・積み込み

仕分けができたら、トラックへ積み込みを行います。

倉庫内作業は楽なのか、どのような工程があるのかをご紹介しました。

倉庫内作業は、扱うものによっては大変なこともあります。

また、工程も基本的な一例です。

倉庫によっては独自の工程が含まれていることもあるため、上司や先輩の指示をしっかり聞いて動きましょう。

近年では、工程の中にはシステムを導入している場合もあり、機械を操作して行うこともあるなど実際の作業のやり方は倉庫によって違います。

しかし、基本的な流れはどの倉庫も変わりません。

基本的な工程を知っておけば、初めての現場でもスムーズに作業を覚えられるでしょう。

未経験の方でも比較的始めやすい仕事ですので、ぜひ本記事を参考にしながら応募を考えてみてください!