優秀な派遣なら、少ない日数で正社員よりかせぐ

かれこれ８年もの間、当社で派遣社員として働いています。

H.Hさん（51歳）は、かれこれ８年もの間、当社で派遣社員として働いています。

仕事の内容は、あるメーカーのショールームでの受付および接客担当です。

時給は１９００円と、当社の中でもなかなか高額。

派遣社員の場合、職種ごとに相場となる時給があるにはあるのですが、本人のスキルが高く、人柄が良く、派遣先での評判も高ければ、時給が上がっていきます。

彼女の場合、家庭との両立を考えて週４日勤務と、勤務日数はやや少なめ。

それでも月収は30万円を超える月もあり、フルタイムで働く正社員の月給と比べても、まったく引けを取りません。

実はこの８年の間、派遣先企業から「当社の正社員になってほしい」という申し入れが何度もありました。

しかしそのたびに彼女は、「このままがいい」と断っているのです。

先方の人事担当者は私にこんなことを言いました。

「当社の人事制度と給与体系の中で、全体のバランスを考えると、中途入社の優秀な彼女に満足いただける給与を提示するのが難しいんですよ」

派遣社員であれば、その人の働きに応じた報酬の提示を、その人のためだけに考慮することができます。

「正社員になると出勤日数が増えるのに収入が下がるのは嫌です。

今の仕事や働きかたに満足しているのだから、このまま派遣で働き続けたい」

それが彼女の希望です。

ほかの人とのバランスなど気にせず、自分の評価に見合う収入、希望のスタイルに合った勤務日数など、正社員ではかなえられない自分のこだわりに重点を置き、のびのび働きたいという思いを実現しています。