2ヶ月の大型バカンスを毎年海外で | ハロ!わくおさん

2ヶ月の大型バカンスを毎年海外で

「今年も7月、8月は、お仕事は休みさせていただくということでお願いします」

「今年も7月、8月は、お仕事は休みさせていただくということでお願いします」と言うのは、O.Sさん(25歳)。

夏は2ヶ月の大型バカンスを取り、海外で過ごすというのが彼女のスタイルなのです。

私の会社で派遣社員を始めて3年。

仕事は物流企業での軽作業&事務。

英語が堪能で、ほかにもパソコンや簿記などのスキルをもつ彼女は、時給トップクラスとは言わないまでも、それなりに高給取りです。

「ここでは、実際に派遣で働いていた方の実体験を、NFAの代表大崎玄長さんが教えてくれているよ!」

20代半ばまでの若手派遣社員の中では、相当のやり手と言っていいでしょう。

いつもきれいに日焼けして見るからに健康そうだし、動作もキビキビしている彼女は、職場でも信頼されています。

こういう派遣社員は、派遣先もそう簡単には手放してくれません。

6月末に契約満了になると、心得たもので「じゃあ、また9月からお願いします」と、笑顔で彼女を送り出してくれます。

日本企業の場合、正社員や契約社員など企業に直接雇用されている身分では、毎年のように2ヶ月もの休暇を取るなどということは、なかなか難しいのが現状です。

しかし派遣社員なら、それも可能です。

彼女はそうしたしくみをうまく利用して、しっかりと超長期休暇を確保。

海外で英語力のブラッシュアップを図り、やりたいことをして過ごしています。

何に重点を置いて、自分のワークスタイルをデザインしていくのか。

その点では、派遣という働きかたを活用している人たちの中でも、彼女はとびきりの上級者だと思います。

「若いうちだからこそ、今しかできないことを楽しみたい」

それが彼女の信条です。

きっと、30代、40代と歳を重ね、ライフステージが変化していけば、また別のワークスタイルを新しくデザインしていくことと思います。

私たちも派遣先も、彼女のスキルや働きぶりを頼りにしていますし、彼女もまた、自分のやりたいことを自由にのびのびと実現するために、私たちや派遣先を頼りにしてくれていると感じています。

こうしたイーブンの関係が築けることもまた、派遣で仕事をする一つの楽しみではないでしょうか。