「契約更新」を勝ち取ることが、自分へのご褒美 | ハロ!わくおさん

「契約更新」を勝ち取ることが、自分へのご褒美

「やったぁ! また契約更新を勝ち取りましたよ。今度は1年契約です」

S.Rさん(33歳)は、期間の定めのある派遣社員という働きかたを、自分のステップアップの目標に上手に活用しています。

契約更新の時期になると、

「やったぁ! また契約更新を勝ち取りましたよ。今度は1年契約です」

などと嬉しそうに報告してくれるのです。

「ここでは、実際に派遣で働いていた方の実体験を、NFAの代表大崎玄長さんが教えてくれているよ!」

派遣の仕事の場合、派遣先の都合で、3ヶ月、6ヶ月、1年といった契約期間が過ぎてしまうとその仕事自体が終了し、それまでその仕事に就いていた人材も必要なくなるというケースもあります。

一方で、その仕事は終了しても、優秀な人材であれば他の仕事で新規に契約をしてまで、引き続きその人に担当してほしいと考えている職場も数多くあるのです。

契約満了となったらまた次の職場に行き、違う環境で仕事をすることはもちろん可能ですが、S.Rさんの場合は、一つの職場に入ると、そこで自分がどれだけ必要な存在になれるかを毎回確認することが、自分への挑戦になっているのです。

彼女が最初に私の会社に、事務職の派遣社員として登録に来たのが4年前。その当時は時給1100円からのスタートでした。

現在の派遣先が彼女にとっては4社目。

時給も順調に上がり、今では1500円になっています。

彼女の場合、ステップアップが一番の目標なので、残業が増えても嫌な顔ひとつしません。

むしろ、派遣先に認められ、信頼度が高まっていくことを素直に喜びます。

そして、経験を重ね、スキルを磨けることでさらにモチベーションを高めています。

それがきちんと成果にも現れ、残業代を含めて月収が30万円を超える月も多くなっています。

「今の派遣先は、今までで最も長く働きたい職場です。これまで以上に自分が必要とされるように、引き続き頑張ります」

彼女にとっては、自分が認められ、契約更新を望まれることが、頑張った自分へのご褒美なのです。

また1年後に、自分へのご褒美を勝ち取れるように、里中さんは今日も仕事に打ち込んでいます。