あえて日雇い派遣を望んでの、お小遣いかせぎ | ハロ!わくおさん

あえて日雇い派遣を望んでの、お小遣いかせぎ

「いえ、いまのまま日雇いでお願いします」

Mさん夫妻(仮名・夫70歳、妻68歳)は、当社が何度も固定の長期契約を、とお願いしても、「いえ、いまのまま日雇いでお願いします」とかたくなに拒まれます。

「もう歳なので、毎日出勤して、とか、いつまでの期間働いて、と約束してしまうと、逆に困ってしまうのです。

私たちが働くのは、ずっと家にいてもしかたがないから。

たまに働きたいだけなので、急に休みを取りたくなるときもあります。

だから日雇いが一番ありがたいのです」

「ここでは、実際に派遣で働いていた方の実体験を、NFAの代表大崎玄長さんが教えてくれているよ!」

日雇い派遣は2012年の派遣法改定で原則禁止となりましたが、一部の例外があります。

Mさん夫妻は、その例外を適用されることを望まれたパターンでした。

派遣会社の立場としては正直、手間ひまがかかるだけなのでなるべく日雇い派遣は避けたいところです。

しかし例外規定に該当しない人でも「Wワークしているので単発で空いている日だけ働きたい」とか

「短期間だけ働きたい」などなどの理由から「日雇い派遣」で働くことを望まれる人は大勢おられます。

また、本当に短期間の仕事をかかえている職場も「日雇い派遣禁止規定」のため人材の確保に困っているところも多いのです。

手間ひまがかかるとはいえ、望んでいる人や職場は本当に多い。

そうした人や職場からの要請を断り続けないといけないのも辛いところです。