正社員特有の人間関係のしがらみから解放される | ハロ!わくおさん

正社員特有の人間関係のしがらみから解放される

「仕事で悩んでいる」という人の話をよく聞いてみると、実は職場の人間関係で悩んでいるということはよくある話です。

正社員というのは、一つの会社にずっと腰を落ち着けて働くわけですから、どうしても職場の複雑な人間関係に巻き込まれてしまいます。

自分1人だけが距離を置こうとしてもなかなかうまくいきません。

派遣社員の場合は、正社員とは異なる立ち位置でその職場にいるので、やすやすと距離をおくことができます。

もしあなたが、職場の人間関係にほとほと疲れているのなら、派遣という働きかたを試してみるといいでしょう。

どれほど気楽かがよくわかると思います。

人間関係にわずらわされることなく、仕事だけに専念することが認められます。

特にオフィスの女性同士の関係というのは難しいことも多いと聞きます。

毎日決まった人と昼休みを過ごし、一緒にランチを食べなければいけない慣習があったり、残業も同じグループのメンバーの顔色をうかがい、やるかやらないかを決めたりしなければならない雰囲気の職場もあります。

こういうことがわずらわしくて、「正社員はイヤ。派遣のほうがいい」という人も少なからずいるのです。

学生時代の友人とは違って、職場で毎日顔を合わせるメンバーというのは、自分では選べません。

そういう意味では、正社員であろうと派遣社員であろうと変わりがありませんが、派遣社員であれば、仕事だけの関係と割り切って、休み時間や就業時間後のつきあいなどを一切しなくても、角が立ちません。

職場のみんなでお金を出し合って、誕生日のプレゼントや結婚・出産のお祝いを贈るなどのつきあいもしなくて済みます。

お祝い事はけっして悪いことではありませんが、同じ時期にいくつか重なると、出費がかさんでそれなりの痛手を受けることでしょう。

そうした心配事からも、派遣社員なら解放されます。

上司と部下の関係についてもストレスが軽くなります。

派遣社員は、業務に関しては派遣先の上司の指示に従う必要がありますが、最初に契約した範囲外の業務については断っても構いませんし、お酒の席などオフタイムのつきあいもする必要がありません。

そうは言っても、人間関係を円滑にするためには、多少つきあいをしたほうがいい場合もありますが、自分が本当に嫌だと思っているのに無理はしなくてもいいのです。

なお、これは余談ですが、職場の雰囲気がよく、職場のメンバーからオフタイムのつきあいのお誘いを受けて、本人もそれを望むなら、もちろんどんどん交流を深めればいいと思います。

私の会社の派遣社員の中には、派遣先の会社が費用を出してくれる社員旅行に誘われるままについていって、楽しんでいるちゃっかり者もいます。

話を元に戻しますと、派遣社員は職場の派閥争いとも無縁です。

知らんぷりをして、中立の立場を保っていればいいのです。

それでも巻き込まれそうになって困ったときは、派遣会社に相談すれば、何らかの手を打ってくれます。

派遣社員は派遣会社に守られているので、それ以外にも派遣先で契約外の仕事をするように命じられた、不当な扱いを受けたなど、派遣先の人との間で困ったことが起きた場合は、すぐに派遣会社に相談することができます。

自分が働いている職場なので、自分では言いにくいことが誰しもあるはずですが、ワンクッション置いて派遣会社から話をしてもらうことで、波風を立てず、円満に解決できることが多いのです。

 セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなどの被害に遭ったら、もちろんすぐに派遣会社に相談です。

そんなことはあってはならないことだからです。

すぐに担当者が職場とあなたの間に入り、解決してくれるはずです。

派遣社員の目的は、あくまで仕事をすること。

もちろん、職場で人に好かれる努力をすることは、自分が働きやすい環境をつくる助けにもなりますし、今後の契約更新にもつながるのである程度は意識したほうがいいとは思いますが、必要以上に周囲の人の目を気にしたり、嫌なことを言われてもひたすら我慢してストレスを溜めたりしなくてもいいのです。

  • 派遣は、わずらわしい人間関係に巻き込まれない。
  • 派遣は、職場での人とのつきあいかたを選択できる。
  • 派遣会社は職場のトラブルを解消するために動いてくれる。